強い鎮静作用を持つイランイランは、ストレスの負荷などで起こる不安な気持ちや怒り、パニック、イライラといったマイナスの感情を鎮めて、安心感やリラックスを呼び戻してくれます。心を落ち着かせながら高揚感ももたらせるので楽しさや多幸感を与え笑顔を思い出させてくれます。
ヨーロッパ原産のシソ科のオレガノは、5月下旬から7月にかけてピンク色の可憐な花を咲かせ、別名ワイルドマジョラムや花薄荷と呼ばれるハーブです。同じシソ科のマージョラムスィートと親戚筋にあるオレガノは、共にイタリア料理でよく使われキッチンハーブとして有名です。
弱った植物の傍に植えると植物を元気にしてくれるコンパニオンプランツの一種であるカモミールは、植物のお医者さんとも呼ばれますが、私たちの心身へも有用な作用をもたらせてくれるので不安定なこの季節の悩ましいシーンで利用することができます。
ティートリーやユーカリ、ニアウリと同じフトモモ科のカユプテは、効果もフトモモ科の精油に共通する呼吸器系、免疫系、抗感染症に役立ち感染症によく用いられる典型的な冬の精油のひとつです。
不思議と香りを嗅ぐと気持ちが前向きになりやる気を起こしてくれるコリアンダーの精油は、閉塞感のある今の毎日に創造を促し明るい未来を感じさせてくれるでしょう。
和名の白檀でも有名なサンダルウッドは、古くから宗教儀式や寺院の建築材、瞑想などの場で用いられる宗教との結びつきが強い精油の一つです。
シダーウッドの木は古くから防虫剤や防腐剤として用いられており、夏の季節に役立つ虫除けスプレーの材料としてもよくつかわれます。
もっとも古くから使われてきたハーブのひとつといわれるシナモンシナモンのその長い歴史は古代まで遡り、神話の世界ではフェニックス(不死鳥)がシナモンを燃やした魔法の火によって蘇ったとされています。
身体を温めてくれるハーブとして有名なジンジャーは、胃腸の不調・関節の痛み・冷えの改善に良いと言われ、知名度は低いながら家に常備しておくと便利な精油です。
ホルモン調節作用があると言われ、PMSや更年期の不快な症状によく用いられ、古くから女性に支持されてきた精油です。